津平(つひら)砦

津平小学校西側にある畑。

当時は山があり、山頂に砦があったと言われている。


2015年3月16日撮影


◆所在:

西尾市吉良町津平新山

 

◆交通:

県道41号線と県道317号線が交わる友国の信号交差点を東に向かい、500m程進むと、左側の山の斜面に津平小学校の文字が書かれている。

小学校手前の路地を北へ入った畑地が砦跡になる。

 

◆歴史:

友国砦糟塚砦などと共に松平元康が東条城を攻める際に築いた砦。

友国砦を守備した松井忠次に津平砦を築かせ、後に津平の土地を治めさせたとされる。

友国砦とは街道を挟んだ北側に位置し、砦からは東条城が遠望できたとされる。

 

◆現在:

津平小学校の北西に位置していた。

現在は土地改良のため削平されてしまい、遺構なども存在していないが、当時は津平小学校よりも高い丘が存在していて、その丘の頂に砦は築かれていたと伝わる。


津平砦跡の北東に位置する志波戸神社。

日本武尊の東征に従った津比良彦命がこの辺りを開拓しており、主神として祀られている。