岡山(おかやま)陣屋

2015年3月16日撮影


◆別名:

吉良陣屋

 

◆所在:

西尾市吉良町岡山殿

 

◆交通:

県道42号線と県道318号線が交わる寺嶋の信号交差点を北へ250m進んだ所の路地を西へ入り、200m程行った先の北側に陣屋跡がある。

 

◆歴史:

吉良義定が居館を築いたのが始まりとされる。

義定の母は松平広忠(徳川家康)の妹である事から、家康にとっては従兄弟にあたる人物で、その息子である義弥は関ヶ原の戦いに出陣して吉良の領地を安堵されており、その跡は息子の義冬が継ぎ、義冬の息子が忠臣蔵で有名な吉良義央である。

 

ちなみに義冬の母は今川範以の娘であり、範以の父は今川氏真、母は北条氏康の娘という家系であるため、吉良義央は松平清康(徳川家康の祖父)、今川義元、北条氏康を先祖に持つ人物と言う事になる。

 

◆現在:

住宅の脇に看板と吉良義央の銅像が立つのみとなっている。


陣屋門の奥には吉良義央の銅像が作られている。


陣屋跡から少し西には、いくつかの寺院があり、史跡めぐりができるように看板も立っている。