中田(なかた)陣屋

隆勝寺の北側にある長久寺の山門は、中田陣屋にあった門が移築された物であると伝わる。

 

2015年3月16日撮影


◆別名:

 

◆所在:

西尾市一色町池田寺後

 

◆交通:

県道41号線にある横手町信号交差点を南へ入り約2.5キロ程進んだ東側に寺があり、そこが陣屋跡と言われている。

 

◆歴史:

岡崎で勢力を持っていた仁木氏の庶流である榊原氏の陣屋である。

 

榊原氏の祖である榊原利長は後世に徳川四天王として名高い榊原康政の4代前の人物。

徳川家康に召し出され、吉良庄の代官として天正12年(1584年)に中田村に領地を賜った榊原元次は康政の従兄弟にあたる。

その後、元次の子孫は幕末まで続き、明治維新を迎えた。

 

◆現在:

現在の隆勝寺一帯が陣屋跡と言われている。

隆勝寺のすぐ北にある長久寺の朱塗りの山門は、中田陣屋の門を移築した物と言われている。 


隆勝寺の敷地が陣屋跡と言われている。