戸ヶ崎(とがさき)城

戸ヶ崎城遠景

中央の木がある小高い個所が城跡と伝わる

 

2016年2月1日撮影


◆別名:

 

◆所在:

西尾市戸ヶ崎町城山

 

◆交通:

西尾市民病院北の信号を西に進み、用水路を渡った先の2本目の路地を南へ入った突き当りの小高い土地が城跡と言われている。

 

◆歴史:

貞和3年(1347年)に広沢(足利)義実の三男である戸ヶ崎義宗が矢田城からこの地に移り住み、城を築いた事が始まりとされる。

義宗の兄には仁木氏の祖である仁木実国、細川氏の祖の細川義季が存在する。

 

かなりの勢力を持っていた戸ヶ崎氏であったが、義宗が明徳4年(1393年)に起きた道目木の戦いで討ち死にを遂げると、その後は室町末期から戦国時代にかけて吉良氏の衰退と共に支配地域も減少していき、他国へと転出していったと言われている。

 

◆現在:

矢田村より竈神社を移設して城内に祀っていたが、明治中期に若宮神社に合祀され、現在は神社跡の碑が残されているのみである。