寺部(てらべ)城

2015年1月25日撮影


◆所在:

西尾市寺部町堂前

 

◆交通:

国道247号線の幡豆中北の信号交差点を南に入り、400m進むとT字路に突き当たるので左折する。

200mで幡豆役場の南側の信号交差点に出るので、右折して南に向かい、名鉄線の踏切を越え300m程進むと左側に幡豆公民館、幡豆図書館などがある。公民館とは道路を挟んで向かい側が寺部城跡となる。

なお、城跡には駐車場が無いので、公民館の駐車場を利用する事になる。

 

◆歴史:

戦国時代この地域を支配していた幡豆小笠原氏の居城。

一族の中には東条城攻めでは糟塚砦を築くなど各地で戦功を挙げた事から、徳川家康の四男忠吉の付家老となり、後に犬山城主となった小笠原宗忠がいる。

 

小笠原定政がそれまで寺部城に拠っていた早川三郎を倒し、寺部城主となったとされる。
徳川家康の関東移封に従って小笠原氏も上総国に移ったため、廃城となる。

 

◆現在:

当時は図書館や公民館の東側の丘陵がそのまま城跡まで伸びていて、丘陵の先端に城が築かれており、道路は堀切だったとされる。曲輪や土塁、切岸など遺構は良く残されている。


本郭に残る土塁跡