中野(なかの)城

2015年3月16日撮影


◆所在:

西尾市吉良町中野郷中

 

◆交通:

県道41号線と県道42号線が交わる六石目の信号交差点を東へ入り、次の中野の交差点を左折し、南へ向かう。

道路の左側に鉄塔が立っているが、これを越えた所にある最初の路地を東(左折)へ入り、突き当りのT字を左折した正面が願成寺の山門となっている。

 

◆歴史:

今川家から独立した松平元康(徳川家康)の三河支配を妨げていた東条城吉良氏。

当時の吉良氏当主である吉良義明は居城の西尾城を配下の武将に任せて東条城に入城した。

 

これに対して松平元康は深溝城松平好景に斎藤宮内の守る中野城を攻略させ、吉良家への圧力を増していったが、善明堤の戦いで松平好景を討ち取られ、中野城は吉良氏の手に奪い返された。

 

しかし、その後の藤波畷の戦いなどを経て、松平元康は吉良氏を屈服させ三河統一へ進んでいく事になる。

 

◆現在:

願成寺が跡地とされ、寺の境内には中野城を解説した看板が立てられている。

 

2015年3月現在、願成寺は本堂の改修工事を行っており、境内への立ち入りが制限されている場合があるので注意したい。


2015年改修中の本堂。

中野城の看板は(写真で見て)本堂の左側に立てられている。