小島(おじま)城

城の南側に建つ西方寺

 

2016年2月1日撮影


◆別名:

 

◆所在:

西尾市小島町二ヶ崎

 

◆交通:

西尾市役所の西側の道を北上すると県道479号線に入るが、そのまま479号線を進むとアイシン本社が見えてくる。本社手前の道路北側に西方寺があり、寺の北側が城跡と言われている。

 

◆歴史:

荒川城主荒川氏の配下である鷹部屋鉾乃助の城館として築かれた事が始まりと言われている。

鉾乃助はその当時、荒川氏と敵対していた東条吉良氏に寝返ったため、米津城の米津勝政をはじめとする松平清康の軍勢に攻められて敗北し、城を明け渡す事になる。

 

天文5年(1536年)室城に入った松平広忠が出城として小島城を改修。配下の山田重宗を入れるが、宗重も吉良氏へと寝返ったため追放された。

 

その後、荒川氏の子孫である伊奈忠基が入って支配が安定したが、天正18年(1590年)徳川家康の関東移封にともない、伊奈氏も武蔵国へ移住したため、小島城は廃城となった。

 

◆現在:

西方寺の北に隣接するアイシンの工場辺りが城跡と言われているが、遺構などは存在しない。