2016年5月23日撮影
◆別名:
◆所在:
安城市緒川町岩根
◆交通:
◆歴史:
中世城館の一つで、歴史的には鎌倉時代にまで遡るが、明応年間(1492~1591)に関東から移住してきた加藤正成が本格的に城としての整備を行ったとされる。
加藤家は代々足利氏、吉良氏に仕え、松平氏が安翔城に入ると松平氏に従属し、その子孫には伊予松山藩主の加藤嘉明などがいる。
以前に行われた発掘調査では、周囲を深さ2m程もある堀で囲われており、土塁も築かれた本格的な城館であったが、明和年間(1764~1771)に数回に分けて土塁を崩して堀を埋めたと伝わっている。
◆現在:
看板のある公民館を北西の角として南西に広がった部落が城跡で、部落を囲む道路は民家より低くなっている所も多い事から、おそらく堀を埋めた跡が道路となったと想像できる。
公民館の北西側の通りは現在でも鍵の手状になっている。